小品盆栽の熊柳です。

熊柳は今年（6月～7月頃）花が咲いたとすると
今年の後半頃ｏｒ来年の花が咲く頃に緑色に実がなります。
その実が
来年の花が咲く頃に
緑色から赤色へ最後に黒紫色になります。
黒紫色になると甘く食べられます。

ところが
私のような盆栽しようとすれば
どの樹でもそうですが、必ず枝切りをします。
実が付く樹は
実が付くと知っていれば実が成熟するまで枝を切りません。
でも
熊柳は
折角花が咲いても
ぷっくりした実が膨らんでくるのは
遅い時には来年の花が咲く頃です。
熊柳の花が咲いた枝はゴマ粒の様な残り滓が付いた感じで汚くなって残ります。
ですから
こんな汚い枝は切ってしまえと
花が咲いても枝を切ることに夢中で
実が付くとは全く知らずに数十年育てていました。

盆栽にするには本来枝を切り忘れてはダメなのですが、
幸いなことに
剪定を忘れた樹で実が付いているのを見つけて
喜ぶやら、吃驚するやら今までの無知を嘆くやらで
やっと最近になって花と実を楽しめるようになりました。

熊柳の育て方は下記でどうぞ。

http://www.bonsai99.jp/kabokuno15.html#1406kumayanagi